海辺の自然再生高校生サミット

全国アマモサミット2022~inたてやま~

2022年12月29日

|

福岡県立伝習館高校自然科学部(生物) 石川妃里、郭子淳 です!
10月28日から30日の3日間千葉県の館山市に,活動発表をしに行ってきました。
今回は,その期間に行った経験を書いていこうと思います。

〈フィールドワーク〉
 ↑サンゴの化石

                ↑防空壕跡

          ↑2019年台風15号被害にあった沖ノ島 

            ↑フィールドワークの様子

館山市の沖ノ島でフィールドワークをしました。
沖ノ島では、2019年の台風15号の被害にあっており,多くの大木が倒れてしまいました。
沖ノ島の植生は私たちの福岡と似ており,ヤブニッケイが優先する照葉樹林でした。また,暖流の影響で最低気温が高くなり,台風前は光の届かない鬱蒼とした林だったことが予想できます。
フィールドワークでは,根の乾燥を防いでいる様子,木炭や灰を使った土壌造り,道のコンクリートを砕いて,植物の根が出やすいようにする等の活動を教えてもらいました。
また,館山市では南総里見八犬伝にゆかりのある土地なので,それにちなんだ環境についての8つの問題を解き,他の学校との意見交流をしました。
沖ノ島では,珊瑚の化石を見たり,倒れてしまった木から出てきた芽と植林した苗の成長を見比べたりして,今まで体験したことのないことだったので,とっても新鮮でした。

〈発表〉

次に私たちは,アマモサミットで発表をしてきました。他の学校での発表では,アマモについての発表をしており,みんなでアマモの再生に取り組んでいました。アマモ被害の深刻さを知り,被害は地域によって差があったので,そこは,ウナギにおいても生かせるヒントになったのではないかと思います。
また,今回は,私たちの初めての発表でした。初めてだったので,台本を覚えることができず,質問にスムーズに答えることができなかったので,そこは反省点だと思います。

〈渚の駅〉
                ↑渚の駅

               ↑イシダイなど

               ↑館山市の海岸

休憩時間には渚の駅にお邪魔しました。そこでは,イシダイなどの館山付近で採れる魚を飼育していました。わたしは,ネコザメが好きだったので,何枚も写真を撮ってしまいました。多くの種類の魚がいるのに無料で入れるので,もし館山に行く際は,また訪れようと思います。また,館山は道路からすぐに海岸に入れる環境に整えられており,先生の好きなアストンマーチが海岸にとまっていて,そういった高級車もとまれるほど,海と人々との距離がとても近いことに驚きました。

〈感想〉
今回は,初めての生物部としての発表,遠出をしました。海とはあまり縁が無い土地で過ごしてきたので,南房総半島付近に広がる海はとても壮大で綺麗でした。また,フィールドワーク中には,打ち上がったふぐを見つけたり,お弁当を鳶に狙われたりのちょっとしたハプニングがあったので,面白かったです。ですが,発表に関してはまだまだ課題がありますので,その反省を活かして,次の発表に望みたいと思います。