2025年11月1日(土)・2日(日)の2日間、横須賀市立横須賀総合高等学校SEAホールにて、「海辺の自然再生・高校生サミット2025 in よこすか」を開催しました。
全国各地から21団体の高校生が参加、当日は延べ約400名が参加し、2日間にわたって発表や意見交換を行いました。
■今年のプログラムは
今年のサミットでは、アマモ場に関する調査・研究の他に、魚の調理法の開発や海洋教育教材づくり、海岸清掃、マングローブ植栽など、多彩な取組みが報告されました。ポスターセッションでは活発な意見交換が行われていました。
講演では、渋澤氏のお話に加え、4名の漁業者からも貴重なお話をうかがいました。環境保全と漁業の両立について理解を得る難しさや、磯焼け対策・アマモ場再生活動を続ける努力の大切さが語られ、高校生たちは自分たちの活動に誇りを感じた様子でした。
後半は、高校生が3つのテーマに分かれて課題解決のアクションプランを「分科会」で議論し、「高校生円卓会議」で結果を共有しました。3日目は港湾航空研究所を訪れ、干潟を模した実験水槽や最新式の分析装置を有する研究所を見学。また、同敷地内でアマモの種袋づくりも行いました。
3日間のプログラムを通じて、多くの研究実績や実践者からの知見を共有し、高校生同士の交流を深めることができました。横須賀の海風のように爽やかなエネルギーに満ち、たくさんの気づきやつながりが生まれたサミットとなったと思います。
(当日のプログラム詳細はトップページからご覧いただけます。)
■ 参加者の声(アンケートより)
サミット終了後に実施したアンケートでは、参加した高校生をはじめ、傍聴にお越しくださった皆さまからも多くの前向きなご感想をいただきました。
その一部をご紹介します。
「アマモについてはあまり詳しくなかったのですが、このサミットを通してアマモの生態系や役割について理解を深めることができました。」
「自分たちの研究テーマであるアマモを扱っている学校が多く、とても参考になりました。スタッフの方や企業の方からもアドバイスをいただけて、貴重な経験になりました。」
「今回が初めての参加でしたが、全国の高校が行っている海の環境や状態、変化についての研究発表を聞き、多くの学びと新たな興味を得ることができました。」
「特に漁業者の方の講演に感動しました。漁業者の生の声を聞けたのはとても貴重で、漁以外にもさまざまな大切な役割があることを知りました。高校生に優しく接してくださる姿にも感動しました。」
■ 事務局より
全国から集まった高校生のみなさんが、それぞれの日常に戻り、各地での活動を続けながらも、今回の出会いを通じて交流を深め、互いに切磋琢磨し、知恵を出し合いながら海辺の自然を守っていくことを、事務局としてこれからも全力でサポートしてまいります。
引き続き、皆さまの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
そして、会場にお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
海辺の自然再生・高校生サミット事務局


